「停電」
モロッコと日本人
感覚の違いとは?
モロッコ人にとって
「停電」なんて特別な事ではない。
「停電」って彼らにとって
例えば、蚊に刺されたようなもの
普通なんだ。
じっと回復するまで、
気長に待ってればいいんだよ。
<このブログは2017年4月に書いたものです>
モロッコ・シャウエン在住のMikaです。
先週の土曜日
夜の11時45分ごろ
フェイスブックを見てたんですね
そしたら、突然部屋の電気が切れてしまいました。
真っ暗!!!
焦った!
( ゚Д゚)
でも、私
モロッコで
「部屋の電気が切れた」経験はあるんです。
モロッコ・シャウエンに定住する前の
旅行中の話です(2017年1月)
モロッコの普通以下のホテルは
部屋にエアコン(暖房)ないのは当たり前なんですね。
部屋が寒くて、コートを着たまま寝たこともありました。
寒さに我慢できないし
どーせ、この先モロッコに住むんだからと思って
旅行に持ち運びできる
小型のファンヒーターを、私買ったんです。
せめて、リラックスして寝たいと思って。
(#^^#)
まだ旅行中
シャウエンでの事
夕方寒くなったんで
ホテルの部屋でファン・ヒーターを付けてたんです。
そしたら、部屋の電気が
プチって切れたことがあったんですね。
ドアをあけてホテルの廊下をみたら
電気はついてて
「自分の部屋だけ
電気を使いすぎたんだな」とその時は学びました。
それ以来モロッコでファンフィータ~を使う時は
用心して
なるべく使わない電気は消してました。
先週の土曜日の
停電の話に戻ります。
日付:2017年4月22日
時刻:夜11時45分
もう4月
夜はそんなに寒くなかったんで
ファンヒーターは使ってませんでした。
でも、いきなり電気が切れて。。。。
携帯を開いてたから良かった
携帯の明かりで
玄関ドアのところまで行って
自分の部屋だけ電気が切れたのか?
それとも、
街全体なのか?
ドアを開けて確かめてみたんです。
街は真っ暗でした。
すると、同じアパートの2階に住む大家さんの窓が開きました。
でも、
その部屋は明かりがあるんです。
あれ???
おかしいな??
と思って
上から見下ろす大家さんの奥さんに
私小声で聞いたんです。
「電気が消えたんだけど。停電ですか?」って
だってビックリしたんだもん!
私1人で
アパートに1人で
部屋も外も真っ暗で!!
どーしょうかと思ったんだもん!
ただね、ここのアパートの大家さん夫婦
英語がごくわずかしか話せず
95%
お互いのコミュニケーションが取れないんです。
でも、2階の奥さんは
私が言いたいことわかったみたいで
「オーケイ、オーケイ」と私に上から声をかけてくれました
真っ暗の部屋に戻って
携帯の電気で
日本から持って来てた
小型の懐中電灯を探したんです
その明かりで、
1人で自分の部屋にいました。
お陰様で停電は45分後におさまりました。
さあ、今のうちに歯磨きして
停電がまたこないうちに寝ようと思ったんです。
そしたら、
大家のご主人が私のドアをノックするんです。
その時、午前1時でした。
何かと思ってドアを開けて
彼の話を聞くんですが
大家の言いたいことがわからない
(彼は英語を話せず、
私はフランス語を話せないので)
ジェスチャー付きで
なんとかやっと意味が分かりました
つまり、
モロッコ人にとって
停電は日常茶飯事
当たり前の事
その当たり前の事で
どうしたんだ?
停電?
と外で話してる人がいる
自分は寝てるのに
そんな当たり前の事で
いちいち外にでて
「停電ですか?」などと
声をだすな
と、同じ2階の大家さんの
隣の部屋に住むモロッコ人から
大家さんの方に苦情が来たそうです。
大家さんいわく
モロッコではね。良くあることなんだ
家の中で電気が回復するのを
みんな待つことは慣れてて普通なんだよ
何かあったら
自分に直接電話をくれと
大家さんの電話番号をもらいました。
私、
自分の行動に注意されて
(優しくですが・・・)
もう、悲しくなって
私
大家さんの前で大泣したんです。
私は日本人で
何かの災害でしか
決して停電なんて起こらない!
大家さん
あなたはここで生まれて育って
停電に慣れてるでしょう!!
でも、私は日本人で
何かの災害でしか
決して停電なんて起こらない
日本の環境で育ったんです!
あ な た 達は
そばに家族がいて
真っ暗の部屋でも
みんないて
停電の習慣にも慣れてて
くつろげるでしょう。
でも、私は
私はその時
暗い部屋の中で
1人だったんですよ。
1人で心細かったんですよ!
だから、外に出て、
何が起きたのか確認したくなるでしょ?
泣きながら英語で話す私
大家さんは
大体の意味は分かってくれました。
そして、大家さんは2階へ帰って行きました。
その後
何か、くやしくて
不便なアフリカ大陸
ふ ざ け ん な!
と思って
バスタオルを顔に当てて
30分は声を上げて泣きました。
海外生活
文化の違いによるストレスです。
今まで少しづつたまってたのが
一緒に、一気に爆発したんでしょう。
その私が泣いてるときに
外から4~5人のデカい
モロッコ人の声が聞こえるんです。
どうやら
大家さん家族が
よその家の家族と
私の出来事を話してるみたいで
20分ぐらい
それはもうデカい声が聞こえました。
アラビア語はわからないけど
時々私の名前
ミカ、ミカって聞こえたんで
話の内容は想像できました。
「モロッコ文化に慣れてない
日本人のミカが1人でパニクッったんですよ
お騒がせしました」
みたいな・・・
でも、
あんたらの声の方が
超デカいわあああ!
と思ったら
余計に悔しくて
更に大泣きでした
翌日の日曜日
1日中落ち込んでて
1日中部屋の中にいました。
私の場合の場合
[旅行]ではなく
モロッコ「生活」です。
もちろんモロッコが大好きだから
ここに住む事を決めたんだけど
生活していると
文化の違い
習慣の違い
育った環境の近い
色々感じます。
ここは日本でなくモロッコ
もちろん彼らの考え方は
尊敬しなければいけないけれど
でもね、
時には
ストレス爆発してもいいじゃない!
時には
悔しい時もあるんだ!!
日本で育った人に
誰かに私の気持ちを聞いてもらいたい・・・
と思いながら
今日このブログを書きました。
モロッコ生活
楽しいだけではありません。
大変なこともあります。
凹むこともあります。
今後も、そのままのモロッコの生活を
ブログにてお伝えできればと思います。
私の話を聞いて下さり
どうもありがとうございました。
日本人と話すと(日本語で話すと)
育った背景が同じだから
癒されます。
だからブログに書いてみたかったんです。
皆さんに聞いてもらいたかったんです。
以上「停電」の話でした。
楽しいモロッコ旅行を♪
<追伸>
この話に関する
「郷に入っては郷に従え」みたいな
日本からの
お説教アドバイスは勘弁してください。
2日かけてやっと
気持ちが落ち着いたところですから(笑)
(*'▽')
このブログを書いた2017年4月は
本当に大変な時期でした。
アラビア語が耳に入るのが
嫌でたまりませんでした。
このアパートは大家さんと言葉が通じず
意思疎通ができなく
ストレスたまったので
結局、翌月引っ越しました。
今のアパートは
大家さんがモロッコ人ではなく
英語が通じるので
気に入ってます。
2018年2月にシャウエンに戻った時
日本人の友達、現地の話相手が
欲しいな~
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